事業を通じた社会課題解決Provide solutions to social challenges through our businesses

インバータ・モータ事業を通じた燃費・電費改善

自動車が排出する二酸化炭素は2022年時点で、日本全体の15.9%を占めています※1。近年排出量は減少傾向にありますが、当社の製品・サービスを通じて、排出量削減を加速し、脱炭素社会の実現に貢献します。

当社のインバータやモータは、次世代パワーデバイスや制御による高効率化や小型・軽量化を推進し、電気自動車やハイブリッド車の電費・燃費を改善。航続距離延長、二酸化炭素排出量削減、エネルギー資源の節約に貢献していきます。

※1 出典:国土交通省

インバータ・モータ事業を通じた燃費・電費改善 インバータ・モータ事業を通じた燃費・電費改善

電動パワーステアリング事業を通じた安心・安全への貢献

世界で初めて量産化した当社の電動パワーステアリング製品は更なる進化を続けています。自動車の燃費改善だけでなく、「交通事故死者ゼロ」の実現に向け、故障時にもアシスト機能を維持する次世代冗長対応製品の開発を進めています。

また、故障診断の精度を更に向上させるための技術開発も進めており、走行時の安心・安全に直結する電動パワーステアリング製品の進化を通じて、運転支援・自動運転技術の発展に貢献していきます。

電動パワーステアリング事業を通じた安心・安全への貢献 電動パワーステアリング事業を通じた安心・安全への貢献

リビルト事業を通じたサーキュラーエコノミーへの貢献

当社はオルタネータやスタータなどの車載用電装品のリビルト事業にも取り組んでいます。市場から回収した当社製品を分解、洗浄、検査し、性能が劣化した部分を交換して再組立することで、製品を再生させています。

当社のリビルト事業※2は2000年から開始し、20年以上の実績がある事業です。近年、自動車業界でもサーキュラーエコノミーに対する注目が高まっていますが、省資源化だけでなく、長期間使用した製品の再生により、出力性能が新品同等に戻るため、二酸化炭素排出量の抑制にも貢献しています。

※2 出典:リビルト事業について

リビルト事業を通じたサーキュラーエコノミーへの貢献 リビルト事業を通じたサーキュラーエコノミーへの貢献

内燃機関エンジンの脱炭素化への貢献

カーボンニュートラルの実現に向け、内燃機関エンジンの動力源(燃料)の脱炭素化も重要な選択肢です。近年、再生可能エネルギーを利用して生成されるグリーンメタノールなどの代替燃料やクリーンな液体燃料の合成燃料が注目されています。

当社では、EGRバルブをはじめとしたガソリンやディーゼル用の製品を代替燃料に対応した仕様へ見直す開発を進めています。電動車用の製品だけでなく、これまで培ってきた内燃機関エンジン用の技術を進化させることで、持続可能な地球環境の実現に貢献します。

内燃機関エンジンの脱炭素化への貢献 内燃機関エンジンの脱炭素化への貢献

深刻な労働力不足解消への貢献

当社は、これまで自動車機器事業で培ってきた技術力と、三菱電機グループが持つ技術力やノウハウなどを組み合わせ、将来のスマートシティ実現を見据え自動搬送モビリティサービスの提供に取り組んでいます。自動車業界の枠を超えて、安心・安全・快適な社会の実現に貢献します。

屋内外搬送向けに米国Cartken社と連携した自動搬送ロボットを、病院内搬送向けにMELDY、MELCADYを提供し、深刻な労働力不足の解消や、利便性の向上に貢献します。

深刻な労働力不足解消への貢献 深刻な労働力不足解消への貢献

乗員センシングによる安心・安全への貢献

「交通事故死者ゼロ」に向け、ドライバーの居眠りや注意散漫等の状態異常、ストレスレベルの検知、心疾患・てんかん・脳血管疾患などの運転中の体調急変をいち早く察知し、事故を未然に防ぐ技術開発が求められています。

当社のドライバーモニタリングシステム事業は、三菱電機グループが持つAI技術を組み合わせた生体センシング技術の進化、および乗員全員の状態を推定する技術開発を進め、交通事故・幼児の置き去りといった社会的問題の解決、安全なモビリティ社会の実現に貢献します。

乗員センシングによる安心・安全への貢献 乗員センシングによる安心・安全への貢献

自動車内外における安心・安全・快適への貢献

脱炭素社会の実現に向け、普及が進む電動車は、エンジン走行のガソリン車に比べて、モータ走行による静粛性も特徴です。走行音が静かになることで快適な車内空間づくりに貢献する反面、車外では車両の接近に気付きにくいため、日本では警告音を出すことが義務付けられています※3

当社の車載用アンプ製品は、乗員に対して高品質な音を届けることで快適な車内空間を作り出すだけでなく、歩行者などに車両接近を音で知らせることにより交通事故の減少にも貢献します。

※3 出典:国土交通省

自動車内外における安心・安全・快適への貢献 自動車内外における安心・安全・快適への貢献